2015/04/10 第7回 初歩からの宗教学講座

 4月10日(金)、初歩からの宗教学講座が練心庵で行われました。

受講された大西龍心さんがご自身のfacebookにて、リポートを書いてくださいました。ご本人の許可をいただいきましたので、ここに転載させていただきます。

ご自身も僧侶であられる大西さんの考察はこちらにとっても勉強になるもので、同じ講座を受けていても、人それぞれ、受け取る部分が違って、それを話し合うのも興味深いと思いました。

みなさんも、どうぞ講座の感想などお寄せください。

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先日練心庵にて行なわれた釈先生の「初歩からの宗教学講座」

今回は「神道を学ぶ」の三回目と言うことだったのだが、これまで参加しなかったのが残念なほど密度の濃い内容であった。

「大祓詞」に見られる手順は非常に重視するのだが最後は突き詰めないという思考パターンは川での禊ぎを連想させられて興味深く考えることができたし、神道と河合隼雄氏の「中空構造」の考察については曼荼羅の中尊大日如来の存在についても思いを馳せることができた。(ついでに阿弥陀と中軸構造との関係についてもお聞きしたかった)また御霊信仰については古典を読む上で非常に重要な思想なのだが荒御霊の成立と身分との関係についても当時考えておかないとと思っていたことを思い出した。

ボク自身今はお坊さんとして暮らしているけれども小中高とカトリックの学校に通い、高校時代は授業中聖書を読んだりしてた。また実はうちの先祖は柳田國男氏の『日本の伝説』に出てくる家で、神社とも縁の深い家である。

やはりまだまだ勉強しなくては!

(記:大西龍心さん)